ラジエター


排気量が上がれば熱量も

当然と言えば当然ですが排気量がUPすればおのずと発生する熱量もUP。
排気量も原因の一つだがボアを広げ、ヘッドはノーマル。ピストンはハイトがある為、
圧縮比もかなりUPしているので圧縮比UPも発熱の要因だと思う。
組み上がったのは冬。慣らしはひたすら高速道路。なのに水温計は天井を向いたまま。
困った・・・・・・・
クーラントを抜き、真水に変更するも症状は相変わらず。ノーマルのラジエターでは増え
た熱量を放熱できない。
友人からNSRのラジエターを譲ってもらうも冷却水取り回しの関係で断念。本当はZXR
のラジエターが良かったのだがなかなか中古で出てこず、これまた断念。
ショップからGSX−R400のラジエターを借りてきて位置合わせに1週間悩み、なんとか
なるやろ〜と思いこれを購入。
GSX480Sラジエター(右) GSX480Sラジエター(左)
問題だらけ

購入したわいいがここからが大変。

@カウルがつかね〜
 正規の状態で取り付けるとラジエターの幅がありすぎ、ヘッド横のカウルがどうしても
 取り付けることが出来ない。ちょっとでも下にさげるとマフラーに接触。ラジエターをじぃ
 〜っと眺め悩む。ラジエターの上下で幅が違うことに気づき、上下逆さまにして取り付
 けてみるといい感じ。即決定。
 これでなんとかカウルは付きそう。ほっ。

Aどうやって固定しよう?
 次の難関は固定用ステー。どのみちノーマルのステーでは取り付け不可。作るしか
 ない。何とか固定成功。

Bホースの取回し
 今度はホース。ノーマルでもGSX-R用でもそのままではホースが届かない。さすがに
 ホースは作れないので継ぎ足して接続することに。中継には内部に1インチのSUS管
 を使用。見た目は悪いが繋がった。

Cエアーが抜けない
 なんとか固定し、ホースも接続完了。それじゃーと冷却水をいれてエンジンを回して様
 子を見ているとどーも冷却水が回ってない。よく見てみるとラジエターIN側が中央から
 入っている為、そこより上にエアーが溜りその為冷却水が回らない事にやっと気づく。
 最初はラジエターの中にエアー抜き用ホースを入れようと頑張ったが入るわけが無
 い。しゃーないのでラジエタータンクのTOP部にタップをたて、そこからエアーを抜くこと
 にした。

D交差点ではエンジンストップ?
 うまく収まったはいいが肝心なものが付くスペースが無くなったしまった。冷却ファン。
 走ってる分にはいいが街乗りで交差点では最悪。見る見る温度が上がってく。交差
 点では必ずエンジン停止。環境にいいかも?
 走ってりゃ〜冷えるのであまり問題ないでしょう。

そんなこんなでやっと完成!!
 走ってみるといい感じ。使ってる水温計があてになるかは疑問だが、普通に走る分に
 は80℃程度。ちょっと走ると90度くらい。半クラあて過ぎると100℃に到達。
 雨の中は最悪。65度以下だった。ラジエターの半分をガムテープで塞ぐと丁度いい感
 じ。クーラントだと+5℃上がってしまうのでワコーズのヒートブロックを使用。確かに冷
 える。ラジエターキャップも1.3kg/cm2のものに念のため交換。
 これで熱対策完了。 
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